<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 初與元九別後忽夢見之及寤而書適至兼寄桐花詩悵然感懷因以此寄>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 初（はじ）めて元九（げんきゅう）と別（わか）れし後（のち）、忽（こつ）として夢（ゆめ）に之（これ）を見（み）る。寤（さ）むるに及（およ）びて書（しょ）適（たま）たま至（いた）り、兼（か）ねて桐花（とうか）の詩（し）を寄（よ）せらる。悵然（ちょうぜん）として感懐（かんかい）し、因（よ）りて此（こ）れを以（もっ）て寄（よ）す>
<BookPage: 230-235>
<UsedPage: 6>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
永壽寺中語，
新昌坊北分。
歸來數行淚，
悲事不悲君。
悠悠藍田路，
自去無消息。
計君食宿程，
已過商山北。
昨夜雲四散，
千里同月色。
曉來夢見君，
應是君相憶。
夢中握君手，
問君意何如。
君言苦相憶，
無人可寄書。
覺來未及說，
叩門聲冬冬。
言是商州使，
送君書一封。
枕上忽驚起，
顛倒著衣裳。
開緘見手札，
一紙十三行。
上論遷謫心，
下說離別腸。
心腸都未盡，
不暇敘炎涼。
云作此書夜，
夜宿商州東。
獨對孤燈坐，
陽城山館中。
夜深作書畢，
山月向西斜。
月下何所有，
一樹紫桐花。
桐花半落時，
復道正相思。
殷勤書背後，
兼寄桐花詩。
桐花詩八韻，
思緒一何深。
以我今朝意，
憶君此夜心。
一章三徧讀，
一句十回吟。
珍重八十字，
字字化爲金。
<End Poem>
<Translation>
永寿寺のあたりで語り合い、新昌里の北でお別れしたね。
帰ってきて涙がこぼれたのは、君の身の上より、こうした事態が起こる世を悲しんでのこと。
遥かに隔たる藍田の道、都を去ってからは、音沙汰が絶えてない。
君の旅程を数えてみると、もう商山の北は過ぎたころか。
昨晩、雲が切れて、千里を隔てる地と同じ月を望むことができた。
明け方、夢に君が現れたが、それはきっと君がぼくを思ってくれたからだろう。
夢のなかで君の手を握り、君に尋ねた、そちらはどうかい、と。
君の返事は、ぼくのことを強く思っているが、しかし手紙を託す人がいないのだと。
目が覚めて夢のことを話しもしないうちに、とんとんと門を叩く音。
商州からの使いの者だと言って、君の書翰一通を届けてくれた。
枕からはっと起き上がり、慌てて服を上下あべこべに着た。
封を開いて書翰を見れば、一枚の紙に十三行の文字。
前には流調された心情を述べ、後には別離の悲哀が綴られている。
心情も悲哀も言い尽くすことはできず、時候の挨拶をはさむゆとりもない。
そこには「この手紙を書いている今夜、商州の東に泊まっている。
一人寂しいともしびに向かって坐るのは、陽城の山の宿。
夜更けて書き終えた時には、山の上の月が西に傾いた。
月の前に何があるかといえば、一本の紫桐の木の花。
桐の花が半ば散った今この時、切々と君のことが思われると、重ねて申しあげる」。
丁寧に紙背に書き記し、併せて寄せられたのが「桐花の詩」。 「桐花の詩」は八韻十六句、なんと深い思いが籠められていることか。
これを読む今朝のわたしの思いから、これを書いた夜の君の心が偲ばれる。
一章を三回読み直し、一句を十回口ずさむ。
大切なこの八十字、一字一字が金に変わる。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
永寿寺のあたりで語り合い、
新昌里の北でお別れしたね。
帰ってきて涙がこぼれたのは、
君の身の上より、こうした事態が起こる世を悲しんでのこと。
遥かに隔たる藍田の道、
都を去ってからは、音沙汰が絶えてない。
君の旅程を数えてみると、
もう商山の北は過ぎたころか。
昨晩、雲が切れて、
千里を隔てる地と同じ月を望むことができた。
明け方、夢に君が現れたが、
それはきっと君がぼくを思ってくれたからだろう。
夢のなかで君の手を握り、
君に尋ねた、そちらはどうかい、と。
君の返事は、ぼくのことを強く思っているが、
しかし手紙を託す人がいないのだと。
目が覚めて夢のことを話しもしないうちに、
とんとんと門を叩く音。
商州からの使いの者だと言って、
君の書翰一通を届けてくれた。
枕からはっと起き上がり、
慌てて服を上下あべこべに着た。
封を開いて書翰を見れば、
一枚の紙に十三行の文字。
前には流調された心情を述べ、
後には別離の悲哀が綴られている。
心情も悲哀も言い尽くすことはできず、
時候の挨拶をはさむゆとりもない。
そこには「この手紙を書いている今夜、
商州の東に泊まっている。
一人寂しいともしびに向かって坐るのは、
陽城の山の宿。
夜更けて書き終えた時には、
山の上の月が西に傾いた。
月の前に何があるかといえば、
一本の紫桐の木の花。
桐の花が半ば散った今この時、
切々と君のことが思われると、重ねて申しあげる」。
丁寧に紙背に書き記し、
併せて寄せられたのが「桐花の詩」。
 「桐花の詩」は八韻十六句、
なんと深い思いが籠められていることか。
これを読む今朝のわたしの思いから、
これを書いた夜の君の心が偲ばれる。
一章を三回読み直し、
一句を十回口ずさむ。
大切なこの八十字、
一字一字が金に変わる。 
<End Formatted Translation>